End User Public Specification
MetaTrader 4 / 5 用
OS テンプレート #
仕様書 #
Ubuntu 24.04 LTS(Kubuntu Desktop)上で MetaTrader 4 / 5 を Wine で安定運用するための、公開仕様書です。
「何が入っているか」「どう使うか」「どのテンプレートが自分向けか」を、製品ごとの違いも含めて分かりやすくまとめています。
文書情報 #
今回の整理 #
- コンソールFXVPS は XRDP なし
- リモートデスクトップFXVPS / OptiMax は XRDP 搭載
- テンプレート種別ごとの使い分けを明確化
Template Lineup
テンプレート種別と接続方法 #
まず確認したいのは、自分が使うテンプレートに XRDP が入っているかどうかです。
接続方法と想定用途は、テンプレートの種類によって異なります。
- 接続前提:コンソール /
- XRDP:含まれません
- 向いている用途:まずはシンプルに MT を使いたい構成
- 注意:リモートデスクトップ接続を前提にしたテンプレではありません
- 接続前提:XRDP / コンソール
- XRDP:標準搭載
- 向いている用途:外部PCからデスクトップ操作したい利用者様
- 保護:ログイン失敗が短時間に続くと一時的に接続制限されます
- 接続前提:XRDP / コンソール
- XRDP:標準搭載
- 向いている用途:高負荷・複数インスタンス・上位プラン運用
- 保護:ログイン失敗が短時間に続くと一時的に接続制限されます
Value
OSテンプレートの主な仕様 #
MetaTrader 運用で壊れやすい部分をあらかじめ固定化し、
利用者様が MT4 / MT5 の .exe を GUI 上で実行するだけで使い始められることを目指しています。
Wine を固定 #
WineHQ devel 10.2 を固定し、意図しない更新や枝変えを防ぎます。
日本語表示を改善 #
Windows フォントを入れずに、豆腐(□)や文字化けを起こしにくい設定を適用しています。
ダブルクリックで起動 #
.exe を開くと wine-mt が起動し、MT4 / MT5 用の prefix を自動選択します。
MT5 多重起動に配慮 #
prefix pool(既定 4 枠)で分散し、同時起動時の競合を減らします。
復旧ツールを同梱 #
「重い / 固まる」ときに使える MetaTrader Reset (Wine) をメニューから実行できます。
診断ツールを同梱 #
サポート用に MetaTrader Diagnostics (wine-mt) を用意しています。
Included
テンプレートに含まれるもの #
Wine 固定 #
Wine は WineHQ devel 10.2。pin + hold により、意図せずバージョンが上がったり枝変えされないようにしています。
自動更新の無効化 #
運用中に勝手に更新されて MT が不安定になる事故を防ぐため、unattended-upgrades / apt-daily は無効です。
日本語フォント対策 #
Linux 側の Noto / IPA 系フォントと Wine 側の置換設定で、豆腐や文字化けを起こしにくい構成です。
wine-mt ハンドラ #
.exe の起動を wine-mt が受け持ち、MT4 / MT5 に応じた prefix を自動選択します。
XRDP 搭載テンプレートの追加事項 #
リモートデスクトップFXVPS と OptiMax では、XRDP が標準搭載です。
同一ソース IP から 一定時間内に複数回ログイン失敗を検知すると一定時間IPBANを実施します。
- パスワードの連続入力ミスに注意してください。
- 誤ってブロックされた可能性がある場合は、しばらく待つかサポートチケットをオープンしてください。
Usage
利用者様が触る仕組み #
持ち込みのMT4/5の.exe ダブルクリック運用 #
- ファイルマネージャで
.exeをダブルクリックすると wine-mt が起動します。 - MT4 / MT5 の実行ファイル・インストーラは 適切な prefix を自動選択します。
- 事故防止のため、標準では MT 系以外の
.exeは起動拒否の設定をしています。
prefix 配置 #
- MT4:
~/.mt4 - MT5:
~/.mt5pool/mt5-01~~/.mt5pool/mt5-0N
推奨フロー #
- 自分のテンプレートに合った GUI 接続を使う
- MT4 / MT5 のインストーラ
.exeを用意するまたはご自身の環境からMetaTraderフォルダを丸ごと持ち込んでください。 .exeをダブルクリックして起動する- インストール後、
terminal.exeまたはterminal64.exeを起動する
Pool
MT5 多重起動の考え方 #
MT5 は同時起動数が増えると prefix 競合で不安定になりやすいことがあります。
このテンプレートでは、複数 prefix に分散させる前提で設計されています。
~/.mt5pool/mt5-01~/.mt5pool/mt5-02~/.mt5pool/mt5-03~/.mt5pool/mt5-04安定運用のコツ #
wine-mt は .exe の置き場所を手がかりに割当を決めます。
フォルダ名を分けると prefix が分散されやすくなり、同時起動が安定しやすくなります。
MT5-A/terminal64.exe
MT5-B/terminal64.exe
MT5-C/terminal64.exe
MT5-D/terminal64.exeSupport Tools
Reset と Diagnostics #
MetaTrader Reset (Wine) #
重い、固まる、反応が悪い場合に、Wine の状態だけをリセットするためのツールです。
- 起動中の MT は終了します
- OS 再起動の代わりに使えることがあります
- アプリメニューから実行できます
MetaTrader Diagnostics (wine-mt) #
サポート・トラブル調査用に、環境情報と状態確認を簡単に取得できます。
- アプリメニューから実行できます
- 必要に応じて CLI での実行指示が来る場合があります
- 取得結果をサポートへ共有してください
Limitations
既知の制約・注意事項 #
自動更新は無効です
OS のセキュリティ更新やパッケージ更新は、管理側の計画に従って実施されます。
Wine は固定です
利用者様が勝手に Wine を更新したり、別系統の Wine を混在させると不具合の原因になります。
.exe の起動は原則 MT 系限定です
事故防止のため、標準では MT 系以外の .exe は起動拒否です。例外が必要な場合はサポートチケットをオープンしてください。
XRDP の有無はテンプレートによります
コンソールFXVPS は XRDP なし、リモートデスクトップFXVPS と OptiMax は XRDP ありです。
MT の挙動は外部要因でも変わります
ブローカー、EA、WebView2、回線状況などの影響で挙動が変わる場合があります。
- 取引判断・運用リスクは利用者様が負います
- OS 更新ポリシーは社内運用ルールに従ってください
- 必要に応じてサポートチケットをオープンしてください