インフラ技術概要
FXVPSを支える冗長インフラ
VPSの稼働は、計算性能だけでは決まりません。電源、通信、サーバー、データ保存。それぞれの役割に障害への備えを組み込んだ、FXVPSの基盤設計をご紹介します。
サービスの裏側を、役割から見る
利用者の接続を受けるネットワーク、VPSを動かすサーバー、データを保存するストレージ。その稼働を電源設備が支えます。機器の名前を並べるよりも、各層が何を担うかを見ると、構成の考え方が分かります。
FXVPSを支える基盤の概念図
利用者・接続先
ネットワーク基盤
ルーター・スイッチの冗長化
サーバー基盤
冗長構成・HA対応
ストレージ基盤
データ保存基盤の冗長化
電源保護
UPS・非常用自家発電機
各基盤が担うこと
冗長化する対象と、その目的を分けて見ることが、インフラを理解する手がかりになります。
電源
機器の稼働に必要な電力を支えます。
UPSと非常用自家発電機で電源を保護しています。
通常の電源供給が途切れる事態に備えます。
ネットワーク
利用者や接続先とVPSの通信をつなぎます。
ルーターとスイッチを冗長構成にしています。
通信基盤の機器障害に備える設計です。
サーバー
VPSが動作する実行基盤です。
サーバーを冗長構成とし、HAに対応した基盤を採用しています。
VPSを支えるサーバー基盤の故障に備えます。
ストレージ
VPSのデータを保存する基盤です。
ストレージを冗長構成にしています。
データ保存基盤の機器故障に備えます。
電源設備の増強
2026年8月非常用発電機を、より容量の大きい機種へ
停電のときは、UPSが給電を続けているあいだに、非常用自家発電機からの給電に切り替わります。
非常用自家発電機は、2026年8月に、より容量の大きい機種に入れ替えました。VPSを支える電源保護の一環として、設備の増強を行っています。
障害への備えを、層ごとに読む
電源を守る仕組みと、通信機器やサーバーの故障に備える仕組みでは、担う役割が異なります。サービスを選ぶ際には、設備の構成と運用条件を合わせて確認できます。
| 対象 | 備えの目的 | あわせて見ること |
|---|---|---|
| 電源 | 停電に備え、電源供給を保護します。 | アプリケーションの監視・復旧は、電源保護とは役割が異なります。 |
| ネットワーク | 通信基盤の機器故障に備えます。 | 利用者側の接続環境や接続先の状態も、通信に関係します。 |
| サーバー | VPSを動かす基盤の故障に備えます。 | サービスごとの復旧方法と提供範囲が、運用の基準になります。 |
| ストレージ | データ保存基盤の機器故障に備えます。 | 過去の状態への復元は、バックアップなどの復元手段が担います。 |
冗長化とバックアップ、それぞれの役割
機器や基盤の故障に備える
冗長化は、機器や基盤の故障に備えるための構成です。どの層の障害に備えるかを分けて考えることで、サービスを支える設計が読み取れます。
取得した時点の状態へ戻す
バックアップは、取得した時点の状態に戻すための復元手段です。必要な保存点を作成し、復元手順を確認することも運用上の備えになります。
HAは基盤の対応能力を示します。各サービスの提供範囲や復旧の扱いは、プランの説明・SLA・利用規約をご確認ください。